「食と文化の謎」
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脂肪摂取を制限したことによってアメリカ西部海岸の初期探索者が襲われた未知の危険現象
それが「ウサギ飢餓」
人類学に興味がある人は少ないだろうけど…
コメント欄でお声がけがあればウサギ飢餓について解説します
12:17 – 2019年2月6日
【オーストラリアのピチャンジャラ族】
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ピチャンジャラ族は
しとめたカンガルーに近づくと、肉に脂肪がどれだけついているか尻尾で調べ
その様子がかんばしくない場合は、食べずにそのまま捨てていく
脂のない肉ばかり食べていると餓死する危険があるから
15:22 – 2019年2月6日
≪フォロワーさんのリプライ≫
マミー☆ダイエット垢
先生😊ご機嫌よう〜
昨夜うさぎ飢餓、少し調べて読んでみました。狩猟採集民族の歴史…自分達で身を守ることをちゃんと知っていたんですね。先生が先日仰っていた人類学、実にダイナミックでした、感動。不可解ではなく、彼らには理にかなった行動だったのですね。脂質が肝❣️
15:29 – 2019年2月6日
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ぜひ読んで欲しい一冊です
タンパク質重視に動くのはいいですけど
・「桶の理論」余剰アミノ酸はエネルギーに変わるだけ
・「インスリンインデックス」肉を食べてもインスリンが出る
そして
・「タンパク質節約効果」
について人類学から考えてみてもいいかと
15:41 – 2019年2月6日
【米国大平原地帯の古代の野牛狩りの跡】
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殺した野牛の数か所だが持ち去られており
その部分は食べられたと思われるが
そのほかの部分は食べられもせずにたおした場所にそのまま置き去りになっている
脂けのない肉ばかり食べていると餓死する危険があるから
16:05 – 2019年2月6日
【家畜と野生動物の脂肪分】
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🐇ウサギ飢餓の基礎知識
・穀物、魚粉、成長ホルモン、抗生物質で工業生産した家畜の脂質は30%以上
・アフリカ野生草食動物15種の脂質は3.9%
野生動物の脂質は家畜の13%
ウサギ、カンガルー、野牛はいずれも脂質が少ない赤肉
16:56 – 2019年2月6日
【ウサギ飢餓】
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普通の脂肪量の食事から
急にウサギの肉だけの食事にかえると
最初の数日間、食事の量はどんどん増え
約一週間後には、最初の3倍から4倍食べるようになる
その頃には、飢餓と蛋白毒の症状がでている
幾度も食事をする
(続く)
23:19 – 2019年2月6日
【ウサギ飢餓2】
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食べても食べても空腹を感じる
食べ過ぎのため胃が膨れて、気持ちが悪くなりたまらななくなり
漠然とした不安を覚えるようになる
1週間から10日後に下痢がはじまり、脂肪をとらない限りとまらない
数週間後、死が訪れる
23:25 – 2019年2月6日
【ウサギ飢餓3】
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長年肉食のみで暮らした
ヴィルヤルマー・ステファンソン
https://bit.ly/2UK6y6z
は完全肉食は「肉に脂肪が多い場合のみ成立する」と警告している
鳥のささ身とかプロテインばかりじゃなければ
通常脂肪を摂らない状態にはならないけどね
14:26 – 2019年2月7日
ちなみにグースのビュッフェ写真見てわかるように僕は野菜嫌いだから高脂質食なわけじゃないよ
ベジタリアン的な食生活も(やらないけど)やろうと思えばできる
人類学的に見て/ヒトの体の構造上
野菜が主食として適していないから敢えて摂ってないだけ
腸の長さと食性についての図は以前載せた
2019年2月7日
Maxwell Stillmanの高たんぱく質食(断糖、脂質制限)についてウサギ飢餓リスクを懸念 wikiにはチーズさえ無脂肪でとある https://bit.ly/2GIKIN3 ・疲労感、吐き気、倦怠感 ・脂溶性ビタミンD A K Eが不足するだろうね スティルマンdietはなぜ廃れた?
米中心は肉中心より自然と主張する人は 何もわかっていない 念頭にあるのが 科学的添加物や多価不飽和脂肪酸の肉であるなら 我々が食べている肉は祖先が食べていたものとは違う しかし、同様に祖先は我々が食べている化学肥料で育った穀物も食べていなかった
食と文化の謎に出るヴィルマイヤースティファンソンはNYでも肉食のみで生活 病院で血液検査や栄養失調検査を受けたが 血圧上昇や腎障害もなく不足したのはカルシウムだけだった
カラパイアの大冒険 Ca不足はアザラシ/魚脂食べなくてvitaminDが不足したからだろうね
日本人の5%以下しか乳糖分解酵素を持たない 他の哺乳類と同じく 成人のラクターゼ欠乏は正常 保有は成人では「異常」な状態 黒人の75%はこの酵素を持っていない 白人の80%はこれを持つ 牛乳は牛の赤ちゃんの飲み物だよ
哺乳動物が大人になりラクターゼを作れないのは正常 母乳を飲まなくなるから 不要な機能は自然淘汰される では何故北欧人は90%以上の成人ラクターゼ保有率なのか 反芻動物を家畜化しmilkを飲まなければならなかった環境とは?
【牛乳が飲めないことと肌の色】
食と文化の謎
北欧の人が乳糖耐性があるのは 全く関係なさそうな 彼らが色白なことと関係があった 乳糖耐性の人に カルシウム+と乳糖を与えた場合 Caだけより吸収率が61%も増加 逆に不耐性の人は Ca+乳糖はCaだけより吸収率が18%減少した
牛乳が体に良いかを人種を考えず論じても無意味 Caと乳糖を同時摂取した場合の吸収率は 耐性あり+61% 不耐性-18% 日本人の95%は乳糖不耐性 牛乳がCa吸収を阻害するなら小魚からCaを摂取したほうがいい 人種により食品の良い悪いは違う場合があるということ
中東と地中海東部で9000年前に搾乳動物の家畜化がなされその後開拓者はヨーロッパを北上する
2:17 – 2019年2月19日
日光を浴びるとコレステロールからvitaminD3を生成
これがCaの吸収に重要な役割
vitaminDは海洋魚、海洋哺乳類の肝臓くらいしかない
8:56 – 2019年2月19日
【牛乳が飲めないことと肌の色2】
食と文化の謎
Ca吸収にvitaminDは重要 vitaminDは日光にあたってつくられる 肌の色が白い方が日光を取り入れやすく北欧の乏しい日光では自然淘汰に有利 乳糖も耐性ある者のCaの吸収率をあげる これが肌の色と乳糖耐性が関係する理由
白い肌/乳糖耐性はCaの吸収が良い分北欧では淘汰に有利に 遺伝学者すカヴァリスフォルツァの計算では 茶色の肌の地中海人が白い肌/乳糖耐性のスカンジナビア人に変るには 白い肌/乳糖耐性の者が有利な分2%多い子供を持つとして5000年あれば十分だった